Home鑿の種類(のみ)鑿の種類 (7)鑿(のみ)平のみ、追入れ鑿、叩き蚤、丸鑿、突き鑿

叩き鑿、厚のみ、造作鑿、追入れ鑿、平鑿、透き鑿、丸鑿、鑿の手入れ修繕

鑿とは木工事で木材に穴をあけたり溝を掘ったりするのに用いる工具で柄頭の桂を金槌で叩いたり、手で押したりして使う道具。
突き鑿「突鑿」透き鑿
(つきのみ)(すきのみ)
突き鑿(つきのみ)又は透き鑿(すきのみ)と呼びます。、
この鑿は金槌で叩いて使うものではなく手で押し材を透くすようにして(削る)使うため柄の部分が長くなっています、叩く事は無いので頭桂は付いていません。
鉋で削れない様な狭い/凸凹部分箇所を薄く削るように木材表面を仕上る為に使います

場所に応じて色んな巾の鑿をがあります。
叩き鑿
厚鑿
(たたき)
■叩き鑿(たたきのみ) ※厚鑿(あつのみ)とも言う
構造材の加工に使う鑿でしっかり叩くので頑丈に厚くできています。
一般に6分〜1寸4分程度の鑿をよく使います。
追入のみ「追入れ鑿」
(おういれ)
追い入れ鑿
造作鑿
■追入鑿、追い入れ鑿、大入れ鑿(おいいれのみ、おおいれのみ)などと言う
主に造作加工に使う鑿で造作鑿とも言う
一般的に用途は穴を掘ったり、消す利取ったり色んな用途を兼用できる鑿です
叩き鑿に比べて若干薄く仕上がっています。

1分〜8分程度が一番よく使います。
丸のみ ■丸鑿(まるのみ)
文字通り丸い部分の加工や穴掘りに使用します加工によって適度な巾の丸鑿を使います。

その他:大工はあまり特殊鑿は使いませんが職種によって色んな形状の鑿も存在します。
又作業の応じて特注の鑿を使う職人さんも多くお出でになります。
ノミの手入れ修繕 柄の取り替え、桂の取り替え、鑿の裏だし 最下部に画像詳細あり
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突き鑿、透き鑿
鑿の種類

鑿の手入れ修繕

★木柄・・・一般には市販品の桂/口金付きの柄を購入します(樫材が一般的だが追入れ(造作用薄ノミ)などは柔らかく弾力性のあるグミの柄が良いと言われている

※口金、まち、の部分が同寸のを選びます

★桂・・・図のように上下を丸ヤスリで木が食い込まないように面を取ります(玄翁で叩いても桂部を叩かず木が迫り出す様な工夫です)
※ノミの柄の太さ調整と面の取り方のバランスがコツです(使っていると桂を叩くようになり(下図悪くやった状態参照)
桂が外れてくるようになったら叩いても刃先に力が伝わりません又図のように繰り返し直して使います)

★仕込み穴・・・購入時のものは予め丸い穴が空いていますが、深さや仕込みの太さなど細工します
※仕込みが緩いと使用中に抜けてしまいます、堅すぎると割れてしまうので、何度も途中まで叩き込んで調整します(仕込み部分を、しっかり焼いて叩き込む事もあります)
まち、の部分で若干図のように角度が付くのが使いやすい(下図、赤点線) 逆角度になると使い物にならないので仕込み途中確かめましょう

★裏だし・・・ノミの裏だしは混合砂を使って金盤で裏押しします(板切れなどを宛てて刃先重点に力を入れて裏押しと力が入ります)
※裏押しは、結構きつい仕事ですのである程度グラインダーである程度擦って行うこともありますが鋼を焼かないよう注意します


※私なりの方法でして全て一律ではありませんので参考までに見て下さい(画像モデルは叩き蚤の寸4です)

鑿の手入れ、修繕