Homeのこぎりの種類 鋸の種類(6)のこぎりの種類、使い方

大工職人が使う鋸の種類、鋸アサリの仕組み

鋸とは(のこぎり)は主に木材や「竹材、プラスチック、鉄、ボード類鋸は木材用とは材質が異なる」などの部材を色んな形状に切断加工する道具です。用途により形状は片刃と両刃があり、刃先の構造も、縦挽き専用刃、横挽き専用刃があります。
※鋸の呼び名寸法は実刃の長さ寸法より1寸程度長く呼びます。呼び名例:8寸/9寸/尺/尺一などと呼びます。
鋸は錆びやすい道具なので使わない時は油紙やCRC塗ったり保護をして鋸巻きなどに保存しましょう。
がんど鋸
「雁頭」と書くらしい
大きな木材の捨て切りや丸太の刻みに今でも使うことがあります。
横切り専用刃で尺2寸〜尺3寸程度で目が荒く出来ています刻みには、よく使います。
昨今は切り捨て作業には電動チェンソー工具などが使われています
両刃のこぎり

レザーソー
使い捨て鋸
両刃鋸は両面に刃が付いたもで、縦挽きと横挽きの刃が付いています。
刃先はそれぞれアサリと呼ばれる構造がなされていて切り粉が外に出される構造になっています。
片刃鋸の場合はレザーソー、ガンド、胴付きなどがある。
昨今の鋸は替え刃式レザーソー(種類も豊富で切れ味も非常によく切れる使い捨て鋸)など使い捨て鋸や替え刃鋸が主流になり、目立ての必要もありません。
胴付き鋸
(どうづきのこぎり)

刃が非常に細いのこゴリで最も技術を要する様な造作仕事に用いますが使う技術も熟練を要します。
板が薄いので歪まないように背金で固定されています。

最近は集成材等の影響か、手間代のカット傾向なのか?・・使う人も少なくなっています。
畦引き
あぜひき
既に昔の道具となっています。
板の途中から引いたりできる鋸です、溝付きの時節や堅い部分を引いたりしします。
その他色んな鋸 ■パイプ切り鋸「スーパーソー」とも呼びます。
ビニールパイプ/塩ビパイプ/胴/鉛管/アルミ切りなどに使う替え刃式鋸です。
■鉄切り鋸「ハンディーソー」とも呼びます
主に鉄類やアルミなどを切ったり加工する時に使います(色んな種類がありますが替え刃式が多い)
■引き回し鋸「廻挽鋸」とも書く
ドリルなどで穴を開けて鋸の先端をつっこんみ円形や湾曲など自在に曲線が切ることができます。
・他にも職種や用途によって様々な形、材質の鋸も出回っています。
アサリの構造
鋸のあさり
(鋸のアサリ)

鋸のあさり(アサリ)の構造と役割
木材を切る時に切り粉、おがくず「大鋸屑、おが屑」(木材の切り粉の事で鋸によって大粒、小粒のおが屑がでる)を外に出す様な工夫が縦挽き/横引共、刃先になされている
又鋸を弾くとき木材に締め付けられる抵抗も和らげられる、大きな鋸になる程アサリも大きい
※アサリが大きいと、おがくずの多く出、切りやすいが切り口が雑、造作などではアサリの少なく刃先の目の細かい鋸を使った方が切り口が綺麗な切断面になります。
戻る←建前掛け矢、木槌 道具Topページへ 次→鑿(ノミ)のみ

いろんな鋸の形
鉄切り鋸、アサリの構造