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勾殳玄・規矩術の基本語句の説明 勾殳玄(こうこげん)ピタゴラスの定理の応用です。 ※下記のいろんな呼び名があります。 勾・・・立水(たつみ、たてみず・たちあがり等ともいいます) 殳・・・陸水(ろくみず・ていへん) 玄・・・勾配(こうばい・のびがね等の呼び名) ※規矩術は難しいので解る範囲の説明です。 ※大工さんの実用差し金使いでは一般に下の画像のような指しがね使い(差し金の当て方)になります。 勾殳玄(こうこげん)とは、難しい文字では鉤股弦/勾股弦 (コウコゲン)とも書くらしい、規矩術の一種で差し金を使った直角三角形を作り自在の勾配作り寸法を探し出す事ができる。勾殳玄の定理とも言う
朝顔形木箱四方転び、隅木勾配に纏わる部材の角度 (桁、母屋、配付け垂木、平木舞など他部材)墨付けに必要な屋根勾配、角度の出し方や寸法を割り出すために直角三角形の定理を応用した
規矩術(きくじゅつ)さしがね術と言われる秘伝の一部です覚えるのには難しですが一緒に頑張りましょう。 この勾殳玄をマスタして実用編例隅木の墨付けも参考にして下さい。 隅木とは屋根形式が方形、寄せ棟、入母屋など複数勾配が重なる斜め部材で(平面図では45度の角度)勾配に取り付く構造材です。 ★以下説明は勾・殳・玄(こうこげん)の文字を使い※4寸勾配の例で説明しています★数値は約のもので細かい端数は出していません。記入用語の説明、表又は平=指矩表目寸法・・・裏=指矩裏目寸法平勾配の勾殳玄 「ひらこうばいの「こうこげん」 画像の4寸勾配例(赤色点線) |
勾殳玄の長さ表 こうこげんのながさひょう
※他からの表を写したものです、実際の墨付けを行う場合は勾殳玄、寸法出しはご自分でお確かめ下さい。
下記表の色付き欄はこのページで説明例、4寸勾配の数値です。
平勾配 | 角度 | 玄 | 中勾 | 長玄 | 短玄 | 欠勾 | すみ玄 | すみ中勾 | すみ勾配 |
0.10 | 5°-52′ | 1.0049 | 0.0995 | 0.9950 | 0.0100 | 0.0990 | 1.4177 | 1.0706 | 0.0707 |
0.20 | 11°-19′ | 1.0198 | 0.1961 | 0.9806 | 0.0392 | 0.1924 | 1.4283 | 0.1400 | 0.1414 |
0.25 | 14°-02′ | 1.0308 | 0.2425 | 0.9701 | 0.0606 | 0.2353 | 1.4361 | 0.1792 | 0.1768 |
0.30 | 16°-42′ | 1.0440 | 0.2874 | 0.9579 | 0.0862 | 0.2753 | 1.4475 | 0.2059 | 0.2121 |
0.35 | 19°-16′ | 1.0595 | 0.3303 | 0.9438 | 0.1156 | 0.3118 | 1.4569 | 0.2381 | 0.2475 |
0.40 | 21°-48′ | 1.0770 | 0.3714 | 0.9285 | 0.1486 | 0.3448 | 1.4697 | 0.2695 | 0.2828 |
0.45 | 24°-13′ | 1.0964 | 0.4104 | 0.9118 | 0.1846 | 0.3742 | 1.4841 | 0.3032 | 0.3182 |
0.50 | 26°-34′ | 1.1180 | 0.4472 | 0.8945 | 0.2236 | 0.4000 | 1.5000 | 0.3333 | 0.3536 |
055 | 28°-48′ | 1.1413 | 0.4819 | 0.8762 | 0.2650 | 0.4222 | 1.5174 | 0.3625 | 0.3889 |
0.60 | 30°-58′ | 1.1662 | 0.5145 | 0.8575 | 0.3087 | 0.4412 | 1.5362 | 0.8906 | 0.4243 |