Home墨壷(すみつぼ) 墨壺 (12)すみつぼ

墨壺(墨坪、朱壺(朱坪、しゅつぼ)パーフェクト墨壺、墨さし、カルコ

墨壷とは木製やプラスチック製墨壷が多く壺の部分には綿を入れ墨を含ませて使う。糸車に糸を巻き糸を伸ばして直線を打ったり、材木上に寸法を入れ直線などを用いて墨付け作業をするをひくことができる。建築現場で基準墨を打ったり地墨、腰墨を記したり欠かせない大工道具の一種です。
装飾用金の墨壺 タイトルの金色の墨壺は私が小僧生活5年の年開けに親方から記念として貰ったもので現在も大切に保管しています。
墨壺(墨坪)
すみつぼ
■すみつぼ
大工さんが家を建てる木材に墨差しを使って線を引いたり加工する印を付ける道具で墨坪の糸で長い線を打ったり(線を引く)する道具
墨汁は真綿等に含ませて壺に入れ、壺糸には絹糸を使用する

大きさ方とも様々で凝った墨壺や自分で作ったものを使う大工さんもいます。
※墨が薄くなったら墨汁かや削り墨を補充します。

墨差し(すみさし)
書き画像の形の物で竹で作った物、一方は線を引き反対側は文字を書いたりする(大工さんが自分で作るが、既製の墨さしも多く出回っている)

■仮子(かるこ)猿子(さるこ)※糸の先端を木材に仮固定する為のもの
すみ壺にセットされた糸の先端を仮固定するもので針状の作りになっています、糸の先端を木材に刺して固定させ墨を打つなどの作業をします)
朱壺(朱坪)
しゅつぼ
■朱壺(しゅつぼ)
墨壺と同じようなものですが、造作用として床柱、化粧丸太などの墨付けに使用します
※墨は水に濡れても落ちませんが朱の方はを濡れ布で拭くと落ちるので造作用として用います。
パーフェクト墨壺 最近では殆どの人が使っている墨壺と思います。
蓋があるので墨が流れ出る事もなく持ち運びも安全で糸巻きはバネ式で自動に巻けると言う優れものですが高いところから落とすと割れたり欠けたりする事がある

又、簡易下げ振りとし垂直を出す作業にも使えるス構造になっています。
補充墨 画像の様な墨汁から削り墨を補充しします。
墨壷の構成
付属部材
墨壷、壺糸と綿(パーフェクトはスポンジ状の物) 仮小(かりこ) 墨汁又は削り墨
(朱坪は朱の練り液)の構成の道具
墨さし、とは木材に線を引く/文字を書くなどに使います、墨壷の場合後に水に濡れても文字が滲んだりする事はありません※朱壺は後で消す事を目的に使用します。
戻る←砥石(といし) 道具Topページへ 次→罫引(けひき)

墨壷の種類