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焼き入れ刃物を研磨し刃物の切れ味を良くする道具、天然砥石、人造砥石、裏だし金盤

砥石とは刃物の切れ味をよくす為に研ぎ出しや研磨して精密に仕上げる研削用いる工具刃物の研ぎ出しなどに使われる一般に砥石としては、天然砥石と人造砥石があります、刃物を研ぐ道具です
材質としては3段階に分類される@荒砥(あらと)A中砥(なかと)B仕上げ砥の3種類に、分類される。※材料切断用の砥石もあるがココでは刃先の研磨用砥石のみの紹介です。
混合砥石
こんごうといし
■人造混合砥石(こんごうといし)
人造砥石で粒子は荒く早く研げ落とせるので刃こぼれや鑿、鉋の裏出し(予め早くおろす行程の荒下ろし)の作業に使います。

最近では電動グラインダーの方が刃物下りも早くて便利ですが、鋼部分が焼けないよう注意が必要です。

天然砥石
てんねんといし
■天然産砥石(てんねんさんといし)
天然で採れる砥石で現代では高価なもの、青砥石(中研ぎ) 虎砥石(とらどから仕上げ砥石(合わせ砥石)まで有ります
産地によって種類、特製も様々です。
人造砥石
キングデラックス
■人造砥石キングデラックス
皆さん多く使っていると砥石です(中研ぎ用)
人造の砥石で粒子の粗さを#1000(番号が高くなる程細かい、値段も高い)とかの番号で表している
セラミックス砥石 人造の砥石(仕上げ用)
粒子が細かくよく研げるので好評その分値段も高いのです。
裏だし金版(金盤)
(かなばん)
■金板、金盤(かなばん)
鉋や鑿の裏出しに混合砂を敷いて研ぐようにしっかり刃物を板などで押さえ込み研ぐ(裏を出す)作業は結構力要り重労働です、この裏だし作業を裏を出す、裏押し、裏を付けるなどとと言います。

※片刃の刃物は裏が無くなると切れないので必ずこの作業は必要になります(偉い作業なのでグラインダーや荒い砥石でやる人もいますが高精度には仕上がりません)
裏だし
金盤(かなばん)
鉋の裏だし、鑿の裏だし
鉋を裏出しする場合裏をたたき出す作業が要ります画像のような鉄の上で鉋裏を叩き出します。
※この作業は難しく下手するとハガネにヒビが入って鉋自体使い物にならなくなり大変技術要します

※鑿は絶対このような叩き出しを行ってはいけません。
俗に鉋の糸裏/鑿のべた裏とか言いますが実際には、永年使った刃物はそうはいきませんね。
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砥石の種類いろいろ